坂東三十三観音霊場
 第二十五番 ~ 結願・お礼詣り
 
 平成21年2月7日
 
第二十五番
                      
筑波山 大御堂
 【大御堂観音】 本尊:千手十一面観世音菩薩

境内
お寺さんに近ずくにつれ、筑波山への登山者の姿がちらほらと。
 「登りたい!」
気持ちが湧いてきましたが、今日は目的が違うのでがまんです。

お寺さん入口の坂で後輪がスリップ、一度バックし勢いをつけて一気に境内へ。

現在の大御堂は昭和三十三年の建立。

観音堂
第二十六番
                
南明山 清瀧寺
 【清瀧観音】 本尊:聖観世音菩薩

山門
推古天皇十五年(607年)、勅願により聖徳太子作の聖観音像が竜ヶ峰に安置されたのが草創と伝わります。

大同二年(807年)、筑波山知足院中禅寺を創建したといわれる徳溢大師が竜ヶ峰の中腹に移したそうです。


二十五番さんから比較的近く、常磐自動車道の土浦北ICからも近いところにあります。

観音堂
 
 平成21年1月20日
 
第二十七番
                  
飯沼山 円福寺
 【飯沼観音】 本尊:十一面観世音菩薩

 山門
神亀五年(728年)、漁夫の清六と長蔵が利根川河口で十一面観音を拾い上げたことに始まるとのことです。

銚子市の街中。観音堂は写真ではちょっと小さく見えますが実際はすごく大きく立派です。

納径所では
 「坂東ですか?」

 私:「はい、そうです」

 「では、そこに名前と住所を書いてください」

あとでダイレクトメールが届きました。
巡礼の普及にずいぶん力を入れているみたいです。

 観音堂
第二十八番
                   
滑河山 龍正院
 【滑河観音】 本尊:十一面観世音菩薩

駐車場より本堂を望む
こちらは関東ふれあいの道の千葉県ルート上にあり前に一度訪れたことがあります。

前に来た時は別に来ていた二人が山門前でこんな会話を。

 「どちらから来られました?。」

 「東京からです。」

 「近いですね~。私は大阪からですよ。」

と。距離の近い、遠いを自慢げに語るのはどうなんだと思ったのを思い出しました。

本堂
 平成21年2月8日
 
第二十九番
          
海上山 千葉寺
 本尊:十一面観世音菩薩

山門
 
縁記によると、和銅二年(709年)行基がこの地を訪れ観音像を刻んで安置したのが始まりと伝えられているとのことです。

徳川の時代、家康は朱印百石、秀忠の参拝などがあって寺格を高めたとあります。

千葉駅からでも2~3キロほどの距離ではないでしょうか。千葉の街中にあります。

今年は開基千三百年とのことです。

観音堂
第三十番
                
平野山 高蔵寺
 【高倉観音】 本尊:正観世音菩薩

山門
 
坂東さんも終盤、房総半島に入ってきました。

縁記によると徳儀上人がこの地で修行中、梢に飛来した四寸(約12cm)の観音像を安置したことに始まるとのことです。

後、行基が聖観音像を刻みその頭部内に四寸の観音像を納めたとあります。

こちらは都心に近いからか訪れる人が多いみたいです。

本堂
第三十一番
                   
大悲山 笠森寺
 【笠森観音】 本尊:十一面観世音菩薩

山門
 
こちらも関東ふれあいの道の千葉県ルート上にあり今回は3度目となりました。

ここは岩の上に観音堂が立つ、他では見られないお寺さんです。

寺伝によると、延歴三年(784年)伝教大師最澄が楠の霊木で十一面観音を刻み山上に安置したのが始まりとされているそうです。

前回歩いて来た時はお寺さんの裏山の登りで両足のふくらはぎがつり、30分程動けなかったのが思い出です。

 「納経帳、先にあずかりますけど」

 「いえ、御参りしてからお願いします」

納経帳の般若心經を読んでいるので済みませんでした。

観音堂
 平成21年2月21日
   
第三十二番
                 
音羽山 清水寺
 【清水観音】 本尊:千手観世音菩薩

山門
 
 ここは関東ふれあいの道のルートからは少し外れますが丁度近くまで来ていたので歩いて行くことにしました。

二つ手前の「東浪見駅」で降り九十九里浜を歩きます。灯台等を廻り「長者町駅」へ、ここから約4km、1時間程の道のりです。

お寺さんのきつい坂を「修行じゃ!」と登り、山門に到着です。

寺伝によると延歴年間(782~806年)伝教大師最澄がこの地を巡錫中に熊野権現の化身の樵に導かれて庵を結んだ。
後に弟子の慈覚大師円仁が志を継いで、楠で観音様を刻み安置したとあります。

お遍路さん姿の若いお兄さんが「般若心經」を必至で唱えていたので少し待つことに。

しかし、待っても終わりそうも無いので邪魔をしないようにお参りしました。

本堂
 平成21年3月29日
   
 第三十三番
                
補陀洛山 那古寺
 【那古観音】 本尊:千手観世音菩薩

山門
 
 坂東さんもついにこの日がやってきました。
今日も早起きし車をとばし8時過ぎには到着しました。

縁記では養老元年(717年)、元正天皇の病気平癒を祈願して行基が海中より得た香木で千手観音を刻んだ。
すると、たちどころに回復し、天皇の勅願により堂宇を建立とあります。

「結願」の印と「結願之証」を頂き、ついでにお接待を頂きます。

ありがとうございました。

日はそのまま帰宅、ゲームセンターで麻雀ゲームを。。。。。。
煩悩は中々抜けません。

本堂
 平成21年5月5日
   
結願御礼の寺
     
定額山 善光寺
 本尊:阿弥陀如来

境内
 
 5月ゴールデンウイークに西国さん巡りを始めました。その帰りに少し遠回りしてお礼詣りに。

この時期はご開帳の真っ最中、200万人の人出予想とか。車対策に何かあるだろうと長野IC手前のPAによります。

やはりシャトルバスが出ていました。パンフレットに従い駐車場へ、ここからシャトルバスで善光寺さんへと向かいました。

すごい人出でした。ご本尊まで2時間待ちです。

(本堂はそれ程でもないのに、皆さん知らずに並んでいた方も多かったのではないでしょうか)

本堂
善光寺対の寺
              北向観音
 本尊:千手観世音菩薩

入口
 
善光寺さんを打ち、北向観音さんへ向かいます。
こちらも前回来た時より多くの人で賑わっていました。

ご朱印を頂き、この旅も終りとなりました。

帰りは大渋滞の中を帰宅です。

本堂

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