奥州三十三観音霊場  第二十八番~第三十三番・特別
 
第二十八番 第二十九番 第三十番
大善院 蛸浦観音 海岸山 普門寺 白華山 補陀寺
千手観世音菩薩 千手観世音菩薩 如意輪観世音菩薩
下蛸の浦の海岸に建つ鳥居を潜って石段を登った所に尾崎神社があり、観音堂は拝殿の右手に建っています。

神仏習合のころは大善院は尾崎神社と観音堂を合わせて護持してきたものと考えられるそうです。

尾崎神社は飾り付けの最中でした。
毎年この時期にお祭りが行われるそうですが、今年は昨年に震災があったため飾り付けだけにするそうです。

ご朱印は大善院の末裔の崎山氏宅で頂きます。
開山は仁治ニ年(1241年)、臨済宗の開祖・栄西禅師の高弟・記外和尚が海岸に近い新山に堂宇を建立したことに始まる。

後、寺運は衰退したが、永正元年(1504年)に浜田城主・千葉中務宗輔が石鳥谷の大興寺十世・如幻充察大和尚に請い現在の地に再興開山したとあります。

観音堂は本堂の裏手、三重塔の奥に建っています。
JR気仙沼駅の裏手、山門から石段を登った正面が本堂、左手に六角形の観音堂があります。

開山は寛平ニ年(890年)、補陀落寺という天台宗の寺院で同市赤坂の小沢田にあったと伝えられている。

文亀元年(1501年)、正法寺九世・虚窓良巴禅師を招き、細浦の地に曹洞宗・補陀落寺を開創、天文七年(1538年)に宝鏡寺六世・周庵文懊和尚が現在の地に移して中興開山したと伝えられている。
平成24年05月02日 平成24年05月02日 平成24年05月02日
 第三十一番 第三十二番 第三十三番
江峰山 聖福寺 北上山 正覚院 八葉山 天台寺
七面観世音菩薩 十一面観世音菩薩 聖観世音菩薩
ニ十八番・蛸浦観音からは約150㎞ほど、走りがい?があります。

慶長三年(1598年)に初代寺田城主・北愛一彦助の開基で、盛岡市永泉寺ニ世・尽室長呑禅師の開山と伝えられている。

観音堂は別名「白坂観音」と呼ばれ、神亀五年(728年)・行基菩薩の創建で聖武天皇の勅願所として勅使が派遣されたと伝えられている。

聖福寺がこの札所を護持するようになったのは明治八年以降のことだそうです。
通称「御堂観音」と呼ばれる。

大同ニ年(807年)、坂上田村麻呂が奥州平定の折、敵味方の戦没者の慰霊と天下太平、五穀豊穣を祈願して一宇を建立、一族である僧・了慶を開山としたのが始まり。

ちょっと変わった形の山門ですね。

中ほどの山門の左手が庫裡になっています。

やさしそうなご住職ですが少し耳が遠いみたいです。
奥州三十三観音もついに結願を迎えました。

天台寺は千ニ百年余りの歴史を誇る東北有数の古刹、神亀五年(728年)、行基菩薩の開山。

かつては奥州における天台宗の拠点として栄えた。

ここはかつて瀬戸内寂聴さんが住職を務めたお寺さんで、現在は名誉住職として年4回法話を行っているそうで、この時はすごい人出みたいですが普段は静かなお寺さんです。
平成24年05月02日 平成24年05月02日 平成24年05月02日
特別霊場 特別霊場 特別霊場
瑠璃光山 医王寺 医王山 毛越寺 関山  中尊寺
薬師如来 薬師如来 阿弥陀如来
天長三年(826年)の開基。

弘法大師作の薬師如来をご本尊とし、「鯖野の薬師」と呼ばれている。

何故こちらが特別霊場になっているのか良く分からないのですが歴史のあるお寺さんだからでしょうか。。。
世界遺産になったので皆さんご存じかと思いますが、私はニ十数年ぶりに再度訪れました。

当時は道はこんなに綺麗では無かったような気がします。

ほとんど記憶から消えてはいたのですが、池を見て記憶が蘇ってきました。

境内はかなり広いですが中尊寺に比べると質素と言うか玄人向きでアピール度は低いですね。
ここは天台宗の東北大本山です。

嘉祥三年(850年)、比叡山延暦寺三代天台座主・慈覚大師の開基。

金色堂は特に有名ですが、金色堂に至るまでに本堂を含め沢山のお堂があります。

それぞれご朱印を出しているのでここだけでも結構集まります。(お金もかかりますけど。。。)

奮発して般若心経の掛け軸を買っちゃいました。
平成24年04月29日 平成24年05月01日 平成24年05月01日
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