坂東三十三観音霊場
 第十八番 ~ 第二十四番
 
 平成21年3月21日
 
第十八番
                     
日光山 中禅寺
 【立木観音】 本尊:十一面千手観世音菩薩

山門
まだ3月、道が心配でしたが思い切って来てしまいました。

いろは坂には雪が少しだけ、やはり温暖化の影響でしょうか。

前人未踏だった男体山山頂を極めたのが勝道上人、延歴元年(782年)、大願を果たし頂上に二荒山神社を祀った。
その二年後に修業の場として建立されたとのことです。

観音堂では人が集まったところで一通りお話を聞き、皆さんが売店に導かれるところで私は般若心經を。

この後本堂を廻ります。

観音堂
第十九番
                 
天海山 
大谷寺 【大谷観音】 本尊:千手観世音菩薩

山門
お寺さんに近ずくにつれ何か見た景色。

やはり前に来たことがあるお寺さんでした。

何故来たのかは覚えていません。

本堂は岩壁に食い込むように建っています。

本尊の大谷観音は日本最古の石仏だそうです。

本堂
 
第二十番
                   
独鈷山 西明寺
 【益子観音】 本尊:十一面観世音菩薩

 山門
十九番さんからは結構な距離を走ります。

ここ益子は焼物で有名なところです。

寺伝によると、応永元年(737年)行基により草創。

この辺にくると一日3~4か所が限度ですね。

 山門から本堂を望む
 平成21年3月28日
 
第二十一番
                 
八溝山 日輪寺
 【八溝山】 本尊:十一面観世音菩

駐車場より本堂を望む
坂東札所の中で最北端に位置します。
寺伝によれば天武天皇の時代(673年)、役行者の草創。

ここも季節的に心配でしたが中禅寺さんが大丈夫だったので何とかなるだろうと来てしまいました。
まったく問題ありませんでした。通常の参道は通行止めでしたが裏?側から上れます。

こちらではご住職から色々な愚痴が聴けます。

・最近、住居の大家さんが変って直ぐに出て行けと言われている。
・今(冬)は9時からだが、今朝8時ころタクシーで来たおじさんから電話があって「坊主の居ない寺が何処にあるんだ」と怒鳴られた。
・最近、動物を捨てて行く人が多い。
 「そこにいる猫も捨て猫だよ」
大変ですね。

本堂
第二十二番
                   
妙福山 佐竹寺
 【北向観音】 本尊:十一面観世音菩薩

山門
 
ここは、この辺では珍しく平地にあります。

寛和元年(985年)、花山法王の命により元蜜上人が創建、法王護持の十一面観音を祀ったと伝わるとのことです。

車で巡る人は日輪寺さんとセットで来るのが良いかと。

本堂
 平成21年1月19日
 
第二十三番
                     
佐白山 観世音寺
 【佐白観音】 本尊:十一面千手観世音菩薩

参道
 
「佐白山縁記」によると、白雉二年(651年)に狩人の粒浦氏により開創。

白馬と白鹿、白雉が守っていた霊木で千手観音を刻ませ、三白山正福寺と称したとあります。

ここのご住職は結構お年をめした方でしたが日本の将来のエネルギー資源について熱く語っておられました。

また、お若いころの生活のお話等もお伺いし、「十句観音経」も唱えて頂きました。

本堂
第二十四番
                 
雨引山 楽法寺
 【雨引観音】 本尊:延命観世音菩薩

山門
 
 こちらは雨引山の中腹にあります。

用明天皇二年(586年)、中国の帰化僧・法輪独守居士が開創、本尊は居士とともに渡来したといわれるそうです。

「雨引かんのん」としてしられ「安産」の祈願をこめられる人が多いそうです。

光明皇后という方が安産を祈って写経を奉納し、安産したことから三重塔を寄進、全国に安産祈願の観音として知れ渡ったとのことです。







「般若心經」を唱えていると後ろでがさごそと音がしました。
振り返るとなんと

←   これが   →
  
 (写真をクリックすると拡大します)

そこらじゅうに沢山出てきました。
ずいぶん人に慣れているみたいです。

観音堂
 

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