埼玉県鴻巣にある勝願寺の末寺。
昔は普光院という草庵。
慶長十六年(1610年)、徳川家康の帰依により徳川の「徳」と勝願寺の「勝」の二文字をとって徳願寺と名が付けられた。
元録三年(1690年)、十世・覚誉上人により行徳札所三十三ヶ所巡りが始められ、藤原観音堂を建てて身代わり観音を遷した。 |
金剛院は本行徳にあったが享保年中(1716~35年)に廃寺となり、聖観世音菩薩は福泉寺に移された。
金剛院は天文十一年(1542年)、出羽国・金海法師が来て建立、羽黒山。法漸寺末寺となり御行屋敷と呼ばれた。
福泉寺は元々小庵で、旧寺の廃墟の跡にあって寺号ばかりが残されたものとのことです。 |
天文二十三年(1554年)、松原淡路守永正の建立。
馬橋万満寺の末寺で溟山和尚の開基。
この寺の旧地は江戸川の中州で、現在地は本行徳の塩場の先端だそうです。
一番・徳願寺さんの直ぐ側にあります。 |