江戸時代の初期、西浦賀廻船問屋・淡路屋治兵衛の持船が大しけに遭い、船頭が無事を祈ると船の舳先に観音様が出現し、海は穏やかになり助かったと云う伝説により、当山に聖観世音菩薩が祀られた。
東福寺は天台宗・真言宗の寺であったが、慶長年間(1596~1614年)に一機直宗が曹洞宗に改宗した。 |
天正年間(1580年代)に中興の祖、賢栄法印により、「昔の寺地、妙音寺原(現在地より北へ2キロの台地)より移し、建設されたもの」とある。
当時は戦国大名の一人である小田原北条氏の雨乞いの祈願所として庇護を受けていた。
関東八十八ヶ所霊場の第58番札所でもあります。 |
開山は乗蓮社一誉上人。
観音堂は本堂左手の階段を登ったところにあります。
ご本尊はお厨子の中に奉安されており、お前立のマリア観音を拝することができる。観音様(聖母マリア)が子供を抱き坐っておられ戦国時代の作である。 |