最上三十三観音霊場   第十番~第十八番
 
第十番 第十一番
水岸山 観音寺
(上の山観音)
高松山 光明院
(高松観音)
聖観世音菩薩 正観世音菩薩
上の山温泉の温泉街にあり、側に共同浴場があるので時間のある方は入って行かれると良いと思います。

車は写真の階段の道を挟んだ反対側に商店街の駐車場があります。

天仁二年(1109年)、道寂という僧侶によって開山。

本尊は行基作と伝えられる聖観世音菩薩で、小野篁(たかむら)の守り仏であったと言う。

小野篁は平安時代の学者で歌人、「古今集」等に作品が収められているそうです。
車はご朱印所の前に駐車場があります。

観音堂は駐車場から少し登った所にありますが5分もかかりません。

本尊は行基が刻んだ正観世音菩薩の座像、行基がこの地の小庵に留まっていたおり、観世音を刻み村人に信仰するように勧めた。

村人はその霊験あらたかな観世音に帰依し、山の上に堂宇を建立して観音像を安置した。

ご朱印所で取れたてのきゅうりと果物、麦茶のご接待を頂きました。
平成22年7月24日 平成22年7月24日
第十二番  第十三番
長谷山 長光院
(長谷堂観音)
観音山 常福寺
(三河村観音)
十一面観世音菩薩 聖観世音菩薩
観音堂は長谷堂城跡にあります。

長谷堂城は直江兼継引きいる上杉藩により攻撃をうけた最上藩のお城だそうです。

上の写真の駐車場がら10分ほど登ったところにあります。

由来は、源頼義奥州遠征の折、守護仏とした大和長谷寺の観世音を、霊夢に従いこの地に堂宇建立とともに奉安した。

本尊は行基作の五センチほどの十一面観世音菩薩、黄金像で一メートルの木像の胎内に納められている。
お堂は須川河岸に船を止めて上陸した巡礼の人々と少しでも早く対面しようと船着場の方向を向き南向きしているそうです。

開山の仁室文尭和尚、建立の詳しい年代は定かではないとのこと。

本尊は行基作と伝えられる聖観世音菩薩、第一番札所・若松観音と同木と伝えられる。
平成22年7月24日 平成22年7月24日
第十四番 第十五番
金剛山 正法寺
(岡村観音)
京集山 観音寺
(落裳観音)
千手観世音菩薩 十一面観世音菩薩
縁記によると、養老五年(721年)、この地を順鰑した行基が干ばつ苦しんでいる農民を救済するため、雨乞いの祈願をした。

霊験あって大雨が降り豊作になった。
その時、行基が刻んだ十一面観世音菩薩は、素木一本造りで、大和(奈良)岡寺の観音様と同木で造られたとのことです。

観音堂はもとは高取山上にあったものを参拝者の便を考え山麓に移され、さらに現在地に移転したそうです。

札所の説明板は「岡観音堂」となっていました。
写真、正面が観音堂で右手に本堂があります。

その昔、小町が京からこの地方にやってきたとき、突然天女が現われ、雲間から羽衣が落ちてきた。

羽衣の上には十一面観世音菩薩の姿があり、仏縁を感じた小町は、お堂建立を村人に勧め、小町が持っていた念持仏の十一面観世音菩薩を奉安し、それを本尊としたとのことです。

そのころは寺山というところにあったが、江戸中頃、現在地に移ったそうです。
平成22年7月24日 平成22年7月25日
第十六番 第十七番
長岡山 長念寺
(長岡観音)
寒江山 長登寺
(長登観音)
十一面観世音菩薩 十一面観世音菩薩
寺伝によると、鎌倉時代、寒阿江城主となった大江親広が祈願所として建立、七十二石を寄進したと伝えられる。

本尊の十一面観世音菩薩像は城主・親広の守護仏で春日の作と伝えられる。

ご観音堂内の左手には五智如来坐像が祀られています。

五智とは阿弥陀如来、阿閦(あしゅく)如来、大日如来、宝生如来、釈迦如来(又は、不空成就如来)を指すようです。
(初めて知りました)
観音堂はお寺さんから少し歩いた山の中腹、
100段ほどの階段を登った所にあります。

お寺さんの外にありますが、境内を抜けて行く事も出来ます。

雨の中の参拝となりました。

本尊の十一面観音菩薩は行基作。

行基行脚の折、四体の観音像を彫刻したが、そのうちの一体を、天平三年(731年)、この有緑の地に安置したとのこと。

さらにお堂を建立の際、多聞・吉祥両天を脇士として安置したとのことです。
平成22年7月25日 平成22年7月25日
第十八番 
恵日山 慈眼院
(岩木観音)
聖観世音菩薩

寺伝によると、諸国行脚の僧が一体の観音立像をこの山中に納めて立ち去った。

その後通りかかった木こりが、観音像を発見し家に持ち帰ったが、仏縁を深く感じて出家し、名を教円坊と改め、因円の岩木山中福にお堂を建立、慈眼院と名づけ観音像を安置したとあります。

観音堂は比較的新しく綺麗でした。

ご朱印は観音堂に向かって右側にある慈眼院さんです。

平成22年7月25日
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