置賜三十三観音霊場   第十番~第十八番
 
第十番 第十一番
金剛山 遍照寺
(宮野観音)
大行院 瑞雲寺
(萩生観音)
馬頭観世音菩薩 十一面観世音菩薩
観音堂はお寺さん(写真右)では無く、隣の総宮神社の境内にあります。

上の写真の鐘の左手が観音堂、その左は神社の社殿です。

鎌倉時代初期、女性ながらも兵馬の練習に熱心だった卯の花姫がその上達を願って、夢に現れた馬頭観音を羽黒の僧・運慶に彫らせたと伝えられるそうです。

遍照寺はその昔「奥の高野」と呼ばれ、東北でも屈指の真言宗の名刹として信仰を集めたと言われる。
観音堂の場所は分かりずらいので、ご朱印所の大行院さんに先に行ってからの方が良いと思います。
大行院さんに観音堂までの地図があります。
(車で5分足らずの所にあります)

開基は建保三年(1215年)、越後の実義僧都によると伝えられ、観音堂の創建も古いものだと言われているそうです。

当時は長手山の急な斜面に建てられていたが、文政年間(1818~1830年)に破損したため、現在の地に建てられたとのことです。
平成22年7月27日 平成22年7月28日
第十二番
湯新山 東正寺
(赤湯観音)
聖観世音菩薩
赤湯温泉の武蔵屋さんで納経帳を購入後一番近かったこちらから霊場巡りを始めました。

石段を登ってお寺さんの山門を右手にみて、さらに登ると写真の鳥居が有ります。
その先が観音堂です。

延元元年(1338年)、道叟禅師の開創、石岡丹波の開基と伝えられる。

本尊は慈覚大師作と伝えられる、木造りの聖観世音菩薩立像。

福島県会津地方の若松山山頂に安置されていたものを、川西町小松の地主・佐藤佐久兵衛が深く信仰し、元禄年間(1688~1704年)、拝受、その後、子孫により東正寺に納められたとのことです。

お寺さんの奥さんにご朱印をお願いすると、印を持ってきて「どうぞ」と。。。
ご朱印は自分で押します。(他でも同じ所が有りました)
平成22年7月26日
 第十三番
鵜鳴山 円光寺
(関寺観音)
聖観世音菩薩
観音堂は本堂の右手から石段を登って行きます。

観音堂の創建は大同二年(807年)、僧・行基によると伝えられるが、明治五年に火災で焼失。

翌年の明治六年、村をあげて再建にあたり、置賜札所中第二位の大伽藍である現在の観音堂が完成したとあります。

お寺さんは無住ですので、ご朱印は本堂に向かって左手の佐藤氏宅で頂きます。
(最初は気がつかずお寺さんの呼び鈴を何回も押してました)
平成22年7月27日
第十四番 第十五番
松光山 大光院
(おいため観音)
弥勒院
(火の目観音)
聖観世音菩薩 十一面観世音菩薩
創建は貞観元年(859年)、真言宗の開祖・空海の高弟・真済によるとされる。

名称の由来については、全山を仏山として亡き善男善女のの追福のため小卒塔婆をたてたので「置霊(おいため)」と呼ぶようになったと伝えられ、置賜の地名はここから生まれたと言う説もあるそうです。

結構大きなお寺さんです。

十五番さんのご朱印もこちらで頂きます。
(現在は無住ですが近々にご住職が入られるそうです)
本尊は檜の一本で作られた十一面観世音立像。

越後の国、頸城郡日光寺を経て当寺に渡ったものと伝えられる。

当時は「檜の目観音」よ呼ばれていたが、米沢大火の際に観音さまだけが焼けずに無事だったことから、台風の目になぞらえて「火の目観音」と言われるようになったとのことです。

ご朱印は置いてあるので自分で押せますが、墨入れをして頂くなら十四番さんで頂いてください。
(ちなみに十四番さんとはかなり距離があります)

駐車スペースはお堂の前、車1台分くらいです。
平成22年7月28日 平成22年7月28日
第十六番 第十七番
泉蔵院
(鮎貝観音)
龍賓山 雲洞庵
(芦沢観音)
聖観世音菩薩 十一面観世音菩薩
元録九年(1696年)、菅四郎兵衛という者が現在地に移築したと伝えられ、それ以前は同町の横田尻近くにある飯泉台という地に鎮座していたことから、飯泉観音とも呼ばれる。

本尊は黄金の聖観世音菩薩像であるとされているが、古来より秘仏となっているそうです。

八番さんの次に来ましたがご朱印所に人がおらず、観音堂の場所も分からず、30分ほど探しましたが見つからないので七番さんへ向かいました。

その後、幾つか巡ったあと六番さんを打った後、再度訪れました。
(ご朱印所は「ちょうちん工房豊邦」さんです)

観音堂はご朱印所から300m程行った下りカーブの左手に石段があり、そこを登った所に有りました。
昔、下伊佐沢の松川渡船場近くに宮中儀式の設営を担当する掃部という役をもつ志釜家があり、その屋敷内に祀られていたものが現在の地に移築されたと伝えられる。

享保八年(1723年)、地区の有志により老朽化の進んだお堂が全面改装され、現在の観音堂が完成したそうです。

ご朱印は石段の途中、右手にある志釜氏宅です。
平成22年7月27日 平成22年7月27日
第十八番 
鶴布山 珍蔵寺
(漆山新山観音)
聖観世音菩薩
観音堂は明和七年(1770年)、多勢吉兵エという者が美しい景観に魅せられてこの地に建立したと伝えられている。

その昔、上杉家代々の領主がここから領地の検分したと言う。

駐車場はお寺さんの境内、ちょっと急坂です。

観音堂はお寺さんの山門(写真の山門とは異なります)の手前の石段をそこそこ登った所にあります。

観音堂手前の山門(写真)は結構立派で大きな草鞋が掛っています。
平成22年7月26日
観音霊場の旅トップに戻る 第十九番~第二十七番へ