西国三十三観音霊場
 第十六番 ~ 第二十七番
 
 平成21年7月19日
 
第十六番
音羽山
 清水寺
 【十一面千手千眼観世音菩薩】

仁王門
今回は夜行バスを利用して京都へ来ました。

夜中に東京駅を出発し6時半頃に京都到着です。
ここからバスで清水寺へ向かいました。

境内は約13㎡、本堂は寛永十年(1633年)寄棟造檜皮葺の平安時代の寝殿造様式で再建されたそうです。

朝早いのでまだ人はまばらでした。

初めての夜行バスでしたが朝早く着くので1日を有効に使うには良い交通手段だと思います。
(但し、バスの中で眠れる人に限ります)

本堂
第十七番
補陀洛山
 六波羅密寺
 【十一面観世音菩薩】

本堂正面
清水寺から清水坂を下って真っ直ぐ行くと着きます。

寺伝によれば応和三年(963年)、空也が建立した西光寺に始まるとのことです。

お参りしていると、3人ずれのおばさんが慌ただしくやってきてお参りもそこそこにご朱印をもらい「次、次」と叫びながら騒がしく去って行きました。

スタンプラリーみたいなものかも知れないけど
そんなに急がなくともと思った次第でした。

本堂
 
第十八番
紫雲山
 頂法寺(六角堂)
 【如意輪観世音菩薩】

 山門
十七番さんからは結構な歩きになります。

四条通りにでて西へ向かいました。阪急京都線の河原町駅を過ぎ、烏丸駅の所で烏丸通りを北へ向うと到着です。

室町時代には寺を中心に古町と呼ばれもっとも民家の多い一帯となっていたそうです。

本堂は寛永十八年(1641年)、御所の建物造営の余材を用いて建てられたとのことですが、度重なる火災に遭い、現在の建物は明治維新の建立。










← 途中の鴨川で出会いました。
    カメラを向けるとこっちに振り向きポーズ
     を取っているみたいです。
     (写真をクリックすると拡大します)
 

本堂

鴨川にて
 
第十九番
霊麀山
 行願寺(革堂)
 【千手観世音菩薩】

山門
十八番さんから京都御苑方面へ、歩いて20分程でしょうか。行願寺さんに到着です。

創建は寛弘元年(1004年)、行円が一条小川にあった一条北辺堂を修復し、行願寺と名付けたのに始まるとされています。

現在の本堂などは、文化年間(1804~1818年)の再建。

汗だくで納経所に行くと

 「京都は暑いでしょう。」

と、確かに蒸し暑いですけど元々汗っかきなんです。

本堂
第二十番
西山
  善峯寺
  【千手観世音菩薩】

入口
 
十九番さんから阪急京都線の河原町駅まで歩き、ここから東向日駅へ向かいます。
駅からさらにバスで20分程で到着です。

ここは東海自然歩道のルート上にあり昔、歩いて来たはずなのですがまったく記憶にありませんでした。

入口から坂を登り山門、仁王門を通って本堂(観音堂)に到着です。

平安時代の中頃、長元二年(1029年)源算上人によって開かれたとあります。

御本尊の名が納経帳とガイドブックで違いますがどっちでしょう?。
 
本堂
第二十一番
菩提山
 穴太寺
  【聖観世音菩薩】

仁王門
 
二十番さんからバスでJR向日駅へ、京都に戻りJR嵯峨野線で亀岡駅へ行きます。ここからまたバスで二十一番さんに着きました。

慶雲二年(705年)、大伴旅人の甥である、文武天皇の勅命を賜った大伴古麿の創建と伝わるとのことです。

バスは穴太口という所で降りたのですが、降りたところでネズミ捕りをやってました。
車で行かれる方はご注意下さい。

本日はここまで、京都駅に戻り新幹線で帰宅しました。
夜行バスで早くついたため時間的にはかなり余裕のある旅となりました。
 

本堂
 平成21年7月25日
 
第二十二番
補陀洛山
 総持寺 
 【千手十一面観世音菩薩】

仁王門
 
早目の夏休みを取りまた来てしまいました。

市街地の中にあり駅からも近いみたいです。

平安時代に藤原中納言山蔭が父・高房の遺志によって創建とあります。

本尊は亀に乗った観音で、境内の池にも亀さんがいます。

ここも、御本尊の名が納経帳とガイドブックで違います。
 

本堂
第二十三番
応頂寺
  勝尾寺
  【十一面千手観世音菩薩】

仁王門
 
大阪箕面の山の中にあり、ここも東海自然歩道のルート上にあります。
自然歩道を歩くと裏山からタダで入れます。
(苦労して歩いてきた人へのご褒美ですかね)

奈良時代末期の神亀四年(727年)、摂津国司・藤原致房の双生児で四天王寺に学んだ、禅仲、禅算の兄弟が、この地に畏敬の念を抱いて草庵を結んだことに始まるとのことです。

境内は広く、いたる所にだるまさんが置いてあります。

温泉が湧いているのでしょうか、池から湯気が立ち昇っていました
 

本堂
 
第二十四番
紫雲山
  中山寺
  【十一面観世音菩薩】

境内
 
お寺さんに近ずくにつれ物凄い雨が降って来ました。駐車場に入った時はほとんど前が見えない位になりました。

この雨の中、お寺さんへと歩き出します。と、5分もしない内に小雨に、どうゆうこと?。

山門は修繕中で雄姿が見れず残念。

本堂へはなんとエスカレータがありました。
私はもちろん自分の足で登りました。
(帰りはエスカレータで。。。。。)
 

本堂
 
番外
東光山
 花山院菩提寺
 【薬師瑠瑀光如来】

仁王門
 
寺のある山の名は菩提山、この山に白雉二年(651年)インド僧の法道仙人が薬師瑠璃光如来を本尊として仰ぎ、修行の場として開山したのが始まりとのことです。

このお寺さんは西国三十三観音霊場巡礼を再興した花山法王が巡礼の途中に立ち寄り、巡礼を終えられた後、終の地と定めて修行に精進した終焉の地だそうです。

各霊場の中でも別格とされています。
 

本堂
第二十五番
御嶽山
  清水寺
  【十一面千手観世音菩薩】

仁王門
 
標高552mの御嶽山山頂にあります。東京にも同じ名前の山がありますね。

寺伝では、法道仙人によって開山されたとのこと。
この仙人はインドの山中で修行を積むうちに自在に飛行する術を得たとあります。

登りたい人は麓から約2km、40分程みたいです。
 

大講堂
 
第二十六番
法華山
  一乗寺
  【聖観世音菩薩】

境内
 
この辺のお寺さんは山の中が多いですね。
しかも石段が沢山。

ここも山の中です。

インド僧・法道仙人によって開山、孝徳天皇の勅願によって創建されたとあります。

門前の休憩所にはお茶の無料接待があります。
 

本堂
 
第二十七番
書写山
  圓教寺
  【六臂如意輪観世音菩薩】

ロープウエイから
 
こちらは標高371m、書写山の山上にあり麓からロープウエイで行きます。

ループウエイからは写真のような。。。(何絵でしたっけ)を見ることができます。
秋になるとくっきりと鮮やかに見えるそうです。

降りてからも20分程の登り坂を歩きます。

平安時代、性空上人によって開かれたとあります。

参道では道の両側に一番から三十三番札所までの観音像が置かれています

 

摩尼殿
 

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