遠江三十三観音霊場   第一番~第九番
 
第一番 第二番
一澤山 結縁寺 保福山 常楽寺
聖観世音菩薩 聖観世音菩薩
弘法大師が、貧しい僧に身をやつし諸国行脚しておられたとき、当地に水の不足していることを哀れみ、この地が「神代地」という場所であったことから「われ神に代わり清き流れを開き与えん」とおっしゃって、ここに観音堂を建て、自ら刻んだ観音像を安置されたと言う。

里人はこれを「一の澤観音」あるいは「弘法堂」と呼んだと言う。

ご朱印は観音堂(写真)の右手の建物に管理人さんの連絡先が貼ってあり連絡すると来て頂けます。
当初、常楽寺の西の別所に法福寺(保福寺とも)という寺があったが、衰えて常楽寺に合併された。

その時、寺号を保福山常楽寺と称した。

元禄三年(1690年)、時の住職が観音堂を建てて聖観世音菩薩を安置した。

入り口の「二番札所」と刻んだ石碑には「文化三年」(1806年)建立とあります。
平成23年1月8日 平成23年1月8日
第三番  第四番
東陽山 長谷寺 鶏足山 正法寺内 新福寺
十一面観世音菩薩 十一面観世音菩薩
「掛川誌稿」によると、はじめ長照山東陽院とよばれ、掛川市高御所にある曹洞宗正法寺(四番新福寺のある寺)の末寺で、本尊は阿弥陀如来であったという。

後に地名をとって長谷山長谷寺と改めた。

参道正面(左上写真の奥)は地蔵堂ですが、本寺は元来は地蔵堂の堂守であったという記述が「掛川誌稿」にあるそうです。

1日目はご不在、翌日再訪しご朱印を頂きました。
嘉禎四年(1238年)頃、このあたりに真言宗正眼院という寺院があったという。

この寺院は鎌倉中期には荒廃していた。

応永十七年(1410年)、豊田郡野辺村(現在の豊岡村)の万世山一雲斎の明円見珠大和尚が、ここに正法寺を開いたという。

新福寺観音堂は元高御所区北端の曽我山上にあったが、明治23年廃寺となり正法寺境内に移転した。

遠州三十三観音霊場の第七番札所でもあります。
平成23年1月8日 平成23年1月8日
第五番
法多山 尊永寺内 北谷寺
聖観世音菩薩
明治五年の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)により無住となった北谷寺を、尊永寺の境内に移して北谷観音として祀っていた。

平成10年9月24日夜半の集中豪雨により本堂の石段が大崩落、その時お堂も土砂により流されてしまった。

しかし、ご本尊は無事で、現在は本堂横の東堂(右写真)に祀られています。

尊永寺は高野山釈迦文院の末寺で、行基上人が自ら刻んだ聖観世音菩薩を本尊として開基、「遠州の高野山」といわれています。

初詣の方々で大混雑、山門から本堂までは10分ほどかかります。
平成23年1月8日
第六番 第七番
篠ヶ谷山 岩松寺 福聚山 慈眼寺
聖観世音菩薩 聖観世音菩薩
高野山理性院の末寺、神亀年間の創立と伝えられている。

観音堂(本堂)は、正徳三年(1713年)の再建。

元々は茅葺きであったが、明治になり、現在の瓦に葺き替えた。

観音堂に参拝するのを忘れてしまいました。

次回に再訪したいと思い写真の場所を空けておきます。

H23.5.4 再訪
創建時は山名群笠西村高部(現袋井市高尾町袋井駅付近)にあり、那智山観音堂と号し、天台宗であった。

御醍醐天皇の皇子がこの地に行堂を建てて住まわれたが、天平七年(1352年)、病を得、十年に没した。
その従者・堀江新右衛門時国が皇子の逝去を嘆いて観音堂を建立したと伝えられている。

その後、時国の子孫、政久氏が元和年間(1615~23年)、禅僧・観補磨察和尚に請うて開山とし、現在の寺号に改めた。

遠州三十三観音霊場の第十四番札所でもあります。
平成23年1月8日 平成23年1月8日
第八番
月見山 観正寺
六観世音菩薩
創建:不詳、開基:不詳

寺号の「月見山」は「掛川誌稿」によると、周智群には上山梨、中山梨、下山梨の三村があって、その隣に豊田郡沖山梨がある。

この四村は平安期には「山名郷」に属している。

この山梨一帯より南側には山が無く、古い地図には「月見里」と書いて「山なし」と読ませているという。

「月見山」の寺号はこれによると考えられるとのことです。

ご朱印は上の写真の成道寺さんで頂きます。
観正寺さんからは約700mほどです。
平成23年1月9日
第九番
岩室山 清瀧寺
聖観世音菩薩
平安時代、この地に大寺院が造られたと考えられる。

それは、この観音堂を中心に大礎石が並ぶお堂跡や石段があり、また布目瓦や土器などが多数出土、さらに北谷土中より大日如来頭部(約120㎝)と仏像二体(立像150㎝)が発掘されていることなどからも明らかとのこと。

しかし戦国時代、織田信長により、この寺院は観音堂を残して村落もろとも焼きつくされたという。

ガイドブックでは聖観世音菩薩となっていますがこちらは馬頭観音さんになっていました。

ご朱印は観音堂に向かう途中、右手の遠江三十三観音霊場の幟が立っているお宅で頂けます。

なおガイドブックに載っている住所はかなり手前を指しているようです。
平成23年1月8日
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